弘前れんが倉庫美術館
弘前を100年以上にわたって見守り続けてきた吉野町煉瓦倉庫は、明治40年、りんご園のあったこの地に日本酒の醸造所として建設されます。戦後よりシードル工場として稼働し、その後政府備蓄米の保管倉庫として使われました。
この煉瓦倉庫を活用する手だてはないだろうか?との声が上がる中、弘前市出身の世界的な美術家である奈良美智(ならよしとも)さんにより大規模な美術の展覧会が三度開かれました。展覧会は市民を主体とした実行委員会と大勢のボランティアスタッフによって支えられます。全国から多くの人々が訪れ大成功をおさめたこの展覧会は、煉瓦倉庫がアート空間として活かされる大きなきっかけとなりました。
建築家の田根剛(たねつよし)さんが「記憶の継承」をコンセプトに倉庫の改修を手がけ、令和2年に弘前れんが倉庫美術館として新しく生まれ変わりました。美術館は「地域のクリエイティブ・ハブ(文化創造の拠点)」を目指しています。美術の企画展はもちろん、ワークショップや、弘前の地域コミュニティと作家が関わり地域の創造的魅力を探る「弘前エクスチェンジ」、映画鑑賞会や、市民への施設の貸出もあり、誰にでも開かれた場所というおおらかさを感じることができます。
美術館の展示と建物を十分に満喫したあとは、ライブラリーで弘前を知り、併設のカフェでアップルパイにシードル(りんごのお酒)なんて、いかがでしょうか。
CAPDバッグ交換が出来る場所があります
施設にはバッグ交換ができる授乳室があります。
ご利用の際は、事前に美術館までお問い合わせください。
身体障害者手帳割引があります
TEL.0172-32-8950
青森県弘前市吉野町2-1
開館時間
9時00分~17時00分
休館日
火曜日
(祝日の場合は翌日に振替)、 年末年始
料金
観覧料は展覧会により異なります。
障害者手帳保持者および介護者1名無料
駐車場
優先駐車スペース2台あり。 受付に申し出てください。
アクセス
◎JR「弘前駅」下車タクシー利用、7分
◎弘南鉄道大鰐線「中央弘前駅」下車、徒歩2分
◎東北自動車道大鰐弘前ICから国道7号線で25分